西陣爪掻本つづれ帯 『宝尽くし』第五弾

西陣爪掻本つづれ帯『宝尽くし』
吉祥文様の御紹介
吉祥文様とは、「めでたい」の意味をもち、縁起の良い文様として継承されてきました。「宝尽くし」には縁起のよいさまざまな宝物が用いられます。

⑫亀甲紋

亀甲紋(きっこうもん)

亀甲文は、伝統的な吉祥文様として、広く知られています。漢字の通り亀の甲羅のことで、「鶴は千年、亀は万年」長寿吉兆、縁起の良いものとされてきました。また亀の甲(六角形)が崩れない連続模様であることから、永遠の繁栄を現わします。また、二重になったものは「子持ち亀甲」と呼ばれ、子孫繫栄も表しています。

⑬松

松は神のよりしろの木として、大切な神木として仰がれてきました。お正月の門松は神がそこへ天下り、一年の幸いの授与を待つ「吉祥寿」の意味があります。1年中枯れずに緑の葉を付けている常緑樹で古くより神聖な樹木として、不老不死の象徴とされてきました。

⑭竹

葉は薬草。タケノコは食用、器や家具など様々に役立つことから、昔から人々の生活に重要な樹木でした。竹も松と同じく常緑樹で、強い根を這わせて雪にも折れず、次々と新芽が芽吹く様子から子孫繁栄の象徴とされ吉祥文様の一つです。
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