つづれ織ならではの『織こなし』で日本画の運筆を表現。白くふんわりした見た目がとても可愛くて、癒されます。正しい道へと導く神のお使いの「みかえり兎」をイメージしておつくりしました。
「日本書紀」は1600年ほどの昔のお話。京都府宇治市にある情緒溢れる観光名所、朝霧橋が架かる宇治川の東側に「宇治神社」はあります。兎に縁がある神社として知られ、そこでは至る所で兎を見ることができます。
中でも有名なのが「みかえり兎」の像。兎に縁があるのには理由があり、かつて祀神(菟道稚郎子・うじのわきいらつこ)が宇治までの道を迷っているところ、道案内をしたのが兎だったそうです。
振り返りながら案内している姿から「みかえり兎」として有名になりました。今では、正しい道へ導くうさぎとして、良縁や学業成就に導く神様の使いとされています。