会社概要
商号 | 刻絲苑 石川つゞれ株式会社 |
本社 | 京都市北区平野宮本町83 |
設立 | 昭和41年8月 |
資本金 | 2,400万 |
製造品目 | 爪掻本つづれ帯・富久紗・壁掛・額・装飾品・その他美術工芸品 |
代表あいさつ
京都西陣の中でも、御室・衣笠といわれる場所に「石川つゞれ」はあります。近くに金閣寺、北野天満宮、仁和寺があり、春は梅・桜。秋は紅葉と京都の四季を満喫できる、風光明媚なところです。
西陣爪掻本つづれ織は人の指先をやすりで削り、ノコギリ状の爪先を道具として横糸を掻き寄せて織り上げる、とても緻密で、手間ひまのかかる織物「まさに職人の技」です。
古くから、皇族・貴族、神社仏閣の装飾品として織られており、最高の品格を持つ織物とされています。品格の高い織物であるが故、色・柄により、さまざまな着物にあわせることが出来ます。
石川つゞれ株式会社では爪掻本つづれ織にこだわり、伝統技法を受け継ぎ、守り、育てております。海外での生産など行わず伝統技術を継承し、意欲的な創作活動を続け高い評価をいただいております。
石川つづれの理念
『西陣爪掻本つづれ織』日本を代表する織物です。「古来からの伝統技術を伝承していく。」これが石川つゞれ株式会社です。
帯やふくさ等、つづれ織で作られる作品のひとつひとつには意味があり、日本の文化そのもの。そして次の代へと受け継がれていきます。
私たちはその意味を深く理解して丁寧に作り込んで行きます。つかうひとの人生とともに歩んでいけるものを作って行きたいと思っています。
すぐにあいてしまわれぬよう「みればみるほど味が出る」ように。私たちが作る時間より使う人が「つづれ」とつきあう時間の方が長いのだから。
歩み
昭和3年 | 石川 正 創業 |
昭和25年 | 現営業所へ移転 石川綴工房と命名 |
昭和34年 | 皇太子殿下御成婚を祝し、富久紗「白鳳」を製織 献上 天皇陛下還暦祝テーブルセンター製作 献上 |
昭和41年 | 法人石川つゞれ株式会社に改名 代表取締役社長に石川 正 就任 |
昭和45年 | 大阪万国博覧会の会場、電気通信館へ本社工場より期間中生中継 |
昭和47年 | 京都府・市・西陣織工業組合共催の本綴秀作発表会にて、最優秀賞の経済産業省局長賞、京都府知事賞・京都新聞社賞を受賞 以後毎年数多くの賞を受賞 |
昭和47年 | 日蓮宗総本山 身延山久遠寺祖師堂へ本綴織水引を奉納 四年の歳月を費やし、「天女」「菩提樹」「蓮華」を製織
|
昭和51年 | 小山 喜一郎 経済産業省伝統工芸士第1号認定 |
昭和53年 | 代表取締役社長に石川 公三就任 |
昭和53年 | ベルギー首相 レオ・チンデマン御夫妻 本社工場見学 |
昭和54年 | 三笠宮妃殿下 本社工場見学 |
昭和54年 | 山本 満子 経済産業省伝統工芸士認定 |
昭和56年 | 全日本伝統工芸展 金賞受賞 |
昭和60年 | 大本山 天龍寺にて「夢想能」を開催、以後5年間 開催する 金剛流若宗家(現家元)金剛永謹が着用し、演能 |
平成1年 | 本曼荼羅「大日如来両界図」を3年の歳月をかけて製織 西宮・門戸厄神へ奉納
|
平成3年 | 柳本 良子 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成5年 | 創業65周年展開催 |
平成8年 | 日蓮宗総本山 身延山久遠寺へ日蓮像の綴織額を寄贈 |
平成10年 | 創業70周年展開催 |
平成13年 | 藤本 ヒロ子 京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)として京都府知事より受賞
|
平成20年 | 創業80周年展開催 |
平成21年 | 堀 露子 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成22年 | 伊藤 ひめ 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成24年 | 仙臺 寿栄 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成26年 | 出口 紀子 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成27年 | 清和 みどり 経済産業省伝統工芸士認定 |
平成29年 | 西陣織展 文部科学大臣賞 受賞 |
平成30年 | 創業90周年展開催 代表取締役に河津 英樹 就任 |
令和1年 | 中国マカオにおいて西陣爪掻本つづれ織『天工綉美』展開催 |
令和2年 | 西陣織展 文部科学大臣賞 (4年連続受賞) |
令和3年 | 新企画ブランド「天工(てんのたくみ)」始動 |