つづれの現場
最高級の絹糸を用いております
染はこの道130年の染師 伝統積み重ねて 配色の糸
杼の糸が出てくるところは京都の清水焼。
丸い白のぽっちりとあるところです。
配色の色数は織屋の命。作りこんだ作品の数だけ蓄積されていきます。
「織屋の色」はこの色糸が原点です。
つづれ織で使う杼の数はとても多い。
雑然と置かれているように見えるが織り手にしかわからない順番がある。
つづれ織の表現技法
ハツリ織とぼかし織
ハツリ織
ハツリ織は柄の境界で糸を折り返します。
そこには「ハツリ孔」といわれる穴があきます。つづれ織の特徴のひとつです。
境界がはっきりしてパンチの効いた織上がりになります。
「遠目がきく織物」
ぼかし織
- 横糸(配色の糸)を半分に割ります
- 半分にした違う色の糸を掛け合わして通常の糸の太さにします(杢糸)
- 杢糸を何色もつくり織っていくと織物特有の境界がわからなくなりにじんだような織上がりになります
職人により最大6分の1まで割って、ぼかし糸を作り、表現します