西陣爪掻本つづれ織工房 貴重な作業現場をご紹介⑥

本日は帯などの柄の下絵となる「図案」について
ご紹介いたします。

以前にもお話ししましたが全て1点モノのオーダーですので
お客様と一から構図・色などを考え納得いくまで打合せし
自分だけのモノをお創り頂けます。
例えば写真やお気に入りの絵等を図案化し
織り上げるなんてこともあったりします。
また、図案家さんに依頼し柄を考案していただく事も
さらには画家の方と組んでオリジナル柄を作成したりもします。

こちらは、図案に指示が書かれています。
これは職人さんへお渡しする図案で、配色や織り方の指示が
細かく書き込まれています。
その指示に従い、職人さんの技術を最大限駆使し作品に仕上げてまいります。
このように経糸越しに図案を確認しながら、指示通り織進めてまいります。
ちなみに、今写っている部分は帯の裏面になります。
ですので職人さんは裏面を見ながら織進めていきます。
仕上がりの表面は、織っている間は裏になっているためその都度確認しながら
出来栄えをチェック!!
思った出来でなければ、ほどいて一から織り直す事もしばしば・・・

https://www.youtube.com/watch?v=B3JdxI9e0yg

 

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